【28回目】防虫対策<1>食品関連規格の基準

異物混入の現状
2014年末から15年初めにかけて食品への異物混入に関する報道が加熱し、多くの混入事故がニュースとなっていた。どうしてこれほどあるのかという視点も目立つが、完全になくすことは不可能であり、できるだけ減らすための活動を工場で徹底するしかない。
大型工場では、目標として(全ての異物混入について)1ppm(100万個に1個)以下を目指しているところもある。
一日数十万個の製品を製造している工場はいくらでもあるので、この目標でも月にすればかなりの確率になってしまう。
弁当、惣菜、生鮮の加工やスライスパックなど、人の手が多く入り、製造工程が多く、原材料の種類が多いといった製品では、これよりも1桁以上(10万個に1個)悪くなってしまうところもある。
毛髪、虫、金属、プラスチック、ビニールなど、混入物にはさまざまなものがあるが、その中でも虫はどの工場も苦慮している。
防虫に関わる要求事項
食品工場の防虫については、ISO22000の技術仕様であるISO/TS22002-1の中に、詳細にわたる多数の要求がある(表)。

また、食品工場への防虫についての強力なガイドラインであるAIB(米国製パン研究所)の基準 「AIB国際検査統合基準」では、特に「4.IPM(総合的有害生物管理)施設内の有害生物の繁殖を助長している原因を特定、防止、排除するための評価方法、モニタリング、および有害生物の活動の管理について」の4.1から4.7までの7項目にわたって詳細なガイドがある。
これからの要求に対応するため、現場ではハード面・ソフト(工夫)面でどのような対策を実施すればよいのか、次号から詳細の内容について解説していく。

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