【34回目】防虫対策<7>入出荷口での対策

バーブラシ
入出荷口で通常使用されているシャッターは、波状の鉄板なので隙間があるが、バーブラシを使うとしっかりとふさぐことができる。同じバーブラシを、シャッターの下に設置すれば接地点との隙間を、シャッターの上部に設置すれば収納との隙間を防ぐことができる。よって、シャッターの上下左右全てをバーブラシでふさぐことで、強力な虫の侵入防止になる(写真1)。ただし、日光に当たると劣化するブラシを使うと、ボロボロになって落ちた破片がかえって異物混入の元になってしまうので、必ず日光による劣化防止タイプを使うようにすること。
エアカーテン・扇風機

虫は上から下への風に弱くて近づけないので、入出荷口を開けると同時にエアカーテンが作動する仕組みも防虫対策になる。開放口の高さが高くて下まで風が届かない場合、左右に取り付けて相互に風をずらして送る装置もある。
小型工場なのでエアカーテンでは費用が高過ぎるという場合は、入出荷口の上部に扇風機を設置し、扉を開けると同時に下に向けて風を送るように工作すると効果がある(写真2)。電気工事になるので、事故のないように専門家に設置してもらうことだ。
エアガン
入荷する箱やドラム缶にエアガンを使うと、付着している虫やごみ、ほこりを外に向けて吹き飛ばすことができ、防虫効果がある(写真3)。慎重な工場では、エアガン吹き付け後さらに吹き上げてから工場内へ入れているところもある。
徘徊害虫用殺虫剤
ムカデ、ヤスデなど、地をはう虫に困っている工場は、徘徊害虫用殺虫剤を工場周囲にまくことで虫を近寄らせないようにすることもできる。この場合、殺虫剤の影響が工場内部に出ないことを確認する必要がある。

強力な捕虫器とインターロック
工場内の各作業室にはモニタリング用の捕虫器を置くのが一般的だが、これはあくまでどのような虫が居るのかを監視するのが目的だ。モニタリング捕虫器にたくさん虫が捕獲されていたら喜ぶべきことではなく、そんなに虫が居ること事態が深刻な問題だ。しかし、入出荷口は外との接点になるので、どうしても虫が入ってきてしまう。そこで、この場所だけには捕獲のための大型で強力な捕虫器を設置する。また、インターロックと併用するとさらに強力になる(写真4)。
ドッグシェルターの車両コンテナとの隙間対策
ドッグシェルターと車両との形が合わず、隙間どころか大きく開いた状態になる工場も多い。車両の大きさやコンテナの形がさまざまだとどうしてもそうなってしまうが、せっかくの設備も虫の侵入口をつくることになりかねない。その場合、工場内部にビニールカーテンなどで簡易密閉場所を造ると効果がある。この中に捕虫器を設置するとさらに効果的だ。同じように、シャッター内側に付けたビニールカーテンに加え、小さな防虫エリアを造るためにもう1段ビニールカーテンを設置するのも効果的だ(写真5)。

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