【36回目】除湿対策

除湿機の活用
連載26回目「泡洗浄の手順」でも紹介したが、湿度43%以下を毎日3時間以上キープすればカビの発生はなくなる。また、このようにできると、虫とバクテリアの増殖も抑えることができる。60%以下でも十分な効果があるというデータもある。
製造終了後に工場内を清掃・洗浄すると湿度が上がるので、その後、空調の除湿運転を行ったり、不十分なら除湿機を入れて稼働させるようにする。
除湿機の置き場について、作業室が狭くならないように壁の上の方に設置している工場があるが、湿気は空気より重く下にたまるので、除湿機は床に近い場所に置くのがよい。
結露対策
冷蔵庫の外側の壁や天井に結露があると、当然室内の湿度は上がる。除湿だけでは不十分な場合、扇風機の風邪を当てれば結露はなくなる。天井結露の場合、乱気流を作る扇風機を使うとさらに効果的だ(写真1)。
蒸気の拡散防止
あるこんにゃく工場では、パッケージ後にスチームに夜二次殺菌を行っているが、殺菌機の蒸気がダクトから漏れて拡散し、作業室全体の湿度を上げていたので、殺菌機とダクトの間にビニールシートを入れて蒸気の拡散を防いだ。このちょっとした工夫で湿度が10%ほど下がった(写真2)。

また、別の工場では、蒸気釜から出る蒸気が作業室全体に拡散していたので、つり壁を設置して拡散を防いだ(写真3)。
湿度の監視
作業室や冷蔵庫の温度の定期的なチェックと記録はどの工場でも行っているが、湿度になるとあまりやられていないようだ。
湿度の監視は朝の作業開始前に行うと、昨晩から朝までの湿度状況がある程度分かる。温度計を温湿度計に換えるとよい。
記録については、数値を記録するのが一般的だが、重要なことは管理範囲内に収まっているかどうかなので、数値ではなくグラフにプロットする。(測定データを点で打つ)方法を取っている工場もある。こうすると記録が簡単で、状況がより見える(写真4)。

温湿度の監視をよりシンプルかつ確実に行うための、以前は高価だった監視システムが、低価格になって販売されている。無線で16台まで自動で記録され、グラフで見ることができる。これは便利だ。

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