【10回目】アレルゲンの管理

製造製品の交換時や製造順序による接触あるいは交差汚染
同じラインで、例えばアレルゲンを含んだ製品とそうではない製品の両方を製造している場合、交互に製造すれば交差汚染になる。このような場合、製造交換時にコンベヤの切り替えを行う(写真1)。
又、安全確保のために、1日の最初の製造でアレルゲンを含まない製品を製造し、これが終わってからアレルゲンを含む製品を製造してその日の製造を終わり、完全に洗浄すればいい。逆だと、最初に製造したアレルゲンがラインに残って、後の製品に混入する可能性がある。
洗浄の不備
アレルゲンが入った製品の製造装置や機器道具の洗浄が不備だと、アレルゲンは残って交差汚染になる。前述のようなアレルゲンの入った製品を1日の最終で製造している場合でも、最後の洗浄が不備だと装置にアレルゲンが残り、翌日の製品に影響する。製造終了時の洗浄が重要だ(写真2)。
粉末になっているアレルゲンを使っている場合、微粉になって工場内の環境に拡散したり、装置の上などのほこりとなって蓄積する可能性があるので、十分な清掃プログラムを行う必要がある。
作業衣からの拡散
アレルゲンが従事者の作業衣に付着し、その従事者がアレルゲンを使っていない他の製造ラインに入って混入する危険がある。
これを防ぐには、どのラインがアレルゲンを使っているかを明確にして、そこの従事者が他のラインに移動する際には、いったんラインから出て、作業衣を換え、再入場する。大型工場では、作業衣の色を変えると分かりやすい。又、汚れや微細粉が付きにくい無じん衣のユニフォームが良い(写真3)。

隣接する加工場所からの汚染
アレルゲンを使った製品とそうでない製品の製造場所が隣接している場合、従事者やキャスターなどの移動で交差する危険がある。アレルゲンの使用場所からの移動を制限してルール化しておく必要がある。
境目に壁やカーテンなどで区切られている場合でも、気圧の違いでアレルゲンが拡散する危険もある。アレルゲンの使用場所は、そうでない場所よりも陰圧、あるいは同圧になっているかどうかを確認し、そうでない場合は隙間なく閉じられるように対処する。
材料の接触
原材料と中間製品の置き場所が同じだと、接触による交差汚染になる。置き場所を分け、しっかりとゾーニングする必要がある。参考にアレルギーの原因食物を図に示す。

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