【14回目】入出庫時の安全管理

入出庫管理の見直し
入出庫は外と接する場所であり、温度管理がしにくい環境でもある。原材料や製品にダメージを与えないためには、低温で素早く作業を行う必要がある。
あるチルド製品が多い工場で、積み込み、配送、納品の管理を見直してみた。HACCPと同じ考え方で、まず作業工程をフローチャート化して、工程別に分析することにした(図)。HACCPの危害分析と同じ方法だ。
最初の工程に「仕分け」があり、「商品倉庫で保管できない場合の仕分け商品一時保管場所」での作業になる。現状では20℃以下で2時間以内に作業しているが、これで問題ないかと言うとそうではなく、より低温・短時間で行うことができれば製品へのダメージは少なくなる。そこで、目標基準を「10℃以下30分以内」に設定し、検討した。
安全管理とコストダウン
環境温度については、10℃は冷房レベル(20℃)ではできないので、中温レベル(15℃)の新設備を導入しなければならず、かなり費用がかかる。作業時間の短縮については、作業手順の見直しを行った結果、効率の良い方法が開発され、達成することができた。結果、環境温度はそのままで、30分以内で作業できるようになった。同人数で時間が4分の1に短縮され、製品へのダメージを少なくするだけでなく、コストダウンにつながった。また、商品倉庫の工程でも同様にできることが分かり、どちらの工程でも、どうしても時間超過する場合には冷蔵庫内に保管するという柔軟策を設けた(写真)。

他工程においても改善を行った結果、多くの工程で作業時間が短縮でき、結果的に製品の安全性が高まると同時に大きなコストダウンにもつながった。衛生管理・安全管理は、安全性の向上とコストダウンの両方を一緒に達成できることがわかった。

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